田川亨介が途中出場から値千金弾! 川崎Fとの国立決戦で鮮やか逆転勝利を飾った鹿島は6連勝で首位キープ

鹿島が川崎を下す(画像はイメージ) photo/Getty Images

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両者レベルの高い試合に

11日、国立競技場で2025明治安田J1リーグ第16節が行われ、鹿島アントラーズと川崎フロンターレが激突した。

開始6分、試合が動く。川崎がCKを獲得すると、山本のキックを佐々木がヘディングで合わせて先制。アウェイチームがセットプレイから幸先のいいスタートを切った。

9分川崎に決定機。カウンターから伊藤が素早いドリブルで持ち運ぶと、逆サイドのマルシーニョへスルーパス。マルシーニョはカットインからシュートを放つも、これは鹿島の守護神早川がビッグセーブを見せる。先手をとられた鹿島は前からハイプレスで川崎をハメに行くも、ロングボールも混ぜる川崎を前になかなか奪いどころを作れない。
15分川崎に再び決定機。短いパスでゴール前まで迫ると、一度は止められるが、小池からボックス付近で大関がボールを奪い、左足一閃。しかしこれは惜しくも枠を捉えることができず。鹿島にとってはヒヤリとする場面になった。

鹿島は鈴木とチャヴリッチを起点にサイドから同点ゴールを奪いに行こうと試みるが、プレスバックも早い川崎を前になかなかシュートまでの形を作れない時間が続く。

そんななか28分鹿島に決定機。高井がハイボールの処理をミスすると、これを拾った鈴木がレオ・セアラにスルーパス。レオ・セアラは飛び出すGKも交わし、シュートを放つが、枠を惜しくも捉えることができず。鹿島は相手のミスを見逃さず、虎視眈々とゴールを狙う。

すると、前半終了間際に試合が動く。左サイドの安西のクロスをファーに詰めていた鈴木が折り返す。最後は船橋が1人交わして左足で叩き込みゴール。劣勢だった鹿島が同点に追いつく。

立ち上がりから攻守の切り替えが早い川崎が前半はペースを握っていたが、鹿島が追いついて折り返す展開に。

鹿島は後半から知念と松村を投入し、一方の川崎は選手交代なしで迎える。後半最初の決定機は川崎に。50分佐々木が持ち運ぶとカットインから右足一閃。強烈なシュートだったが、惜しくも枠を捉えることができなかった。

鹿島は後半から投入の松村が左サイドでプレイし、鈴木とレオ・セアラの2トップのような形に陣形を変える。

57分川崎は選手交代、直前に滑って足を痛めた大関に代えて山内を投入する。60分鹿島にアクシデント。レオ・セアラがピッチに座り込んでしまい、交代を余儀なくされる。代わりに田川がピッチに入る。

65分試合が動く。右サイドに流れていた鈴木から絶妙なスルーパスが入ると、抜け出した田川が左足で冷静に沈め、鹿島が逆転に成功する。途中出場のストライカーが持ち前のスピードを生かし、見事なゴールを決めた。

逆転された川崎は75分に3枚替え。家長、神田、山田を投入し、同点ゴールを狙いに行く。一方の鹿島はチャヴリッチに代えて樋口をピッチに送り込む。また77分に鹿島は津久井を投入する。

川崎は78分、山本のループパスをPA内で受けた山田が落とし、山内が左足を振り抜くも、早川がまたしてもビッグセーブ。86分にはPA内に侵入した家長に決定機訪れるも、体をはった鹿島の守備陣がブロック。

1点を追いかける川崎は猛攻を仕掛け、90分には家長のクロスに山田がボレーを合わせるが、クロスバーに阻まれる。後半ATは10分あったが、鹿島は最後までやらせず。試合はこのまま終了し、2-1で鹿島が勝利を収めた。

鹿島アントラーズ 2 - 1 川崎フロンターレ

鹿島アントラーズ得点者
船橋佑(45+1分)、田川亨介(65分)

川崎フロンターレ得点者
佐々木旭(7分)


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