最近のアルテタは心配? 今季も無冠に終わったアーセナル指揮官の懸念すべき“兆候” 「彼は怪我や審判の判定について一連の不満を繰り返し述べている」

アーセナルの指揮官アルテタ photo/Getty Images

キャラガーが言及

リヴァプールOBであるジェイミー・キャラガー氏はアーセナルの指揮官ミケル・アルテタの最近の言動について言及した。英『Daily Mail』が報じている。

2019年よりアーセナルの指揮官に就任したアルテタは、ディフェンスラインを中心とした大型補強を続け、タイトルを狙えるチームへと進歩させた。しかし、現状アルテタ政権で獲得した主要タイトルは2019-20シーズンのFAカップのみ。着実にチームは強くなっているが、タイトルにあと一歩届かぬ状況がここ数年続いている。

CLでは準決勝まで進むも、PSGに負けてしまい、リーグもリヴァプールにとられたことから今シーズンも無冠に終わったアーセナル。アルテタの手腕を疑問視する声もあがるなか、キャラガー氏は最近の言動を含め、アーセナル指揮官の懸念すべき傾向を指摘した。

「プレッシャーにさらされている監督にみられる心配な兆候の1つは、今後の展開について疑問が深まる中で、インタビューがすでに達成した成果を正当化したり、現在に対する批判をかわすことに重点が置かれてしまっている場合だ」

「アルテタの最近の公の発言のいくつかは、その領域に踏み込んでおり、彼は怪我や審判の判定について一連の不満を繰り返し述べているソーシャルメディアのファンのように聞こえる。CL準決勝で、アーセナルはパリ・サンジェルマンに2試合で勝利するに値した、という彼の発言は嘲笑の的になった」

さらにキャラガー氏は、今週末に控えるリヴァプール戦を前にしたアルテタのコメントについても批判した。

「新チャンピオンと対戦する前に、リヴァプールのタイトル獲得のパフォーマンスを2023年と2024年のアーセナルの準優勝と比較したアルテタの発言も賢明ではなかった」

「リヴァプールが次の3試合に勝てば、91ポイントでシーズンを終える。これはアーセナルの歴史上のどのチームよりも多い。そのため、アルテタが週半ばにアーセナルが過去2年間の38試合で獲得したポイントよりも少ないポイントで35試合を終えてアルネ・スロットが優勝したという発言は嘲笑されるだろう。ちなみに、アーセナルは1年前の同じ時期に80ポイント、その前の年には81ポイントを獲得しており、現在も2位に位置していただろう」

着実に力をつけているアルテタ・アーセナルだが、来シーズンは「惜しかった」では済まされない可能性もあり、なんとしてでもタイトルを獲る必要があるだろう。そのためにも今夏の移籍市場での動きは重要になるが、来シーズンこそアルテタ・アーセナルは悲願のタイトルを手にできるだろうか。

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