ブラジルは監督に十分な時間を与えていない ドリヴァウ元監督も短期目標に執着しすぎと問題視「ブラジルサッカー界にとって有害だと思う」

ブラジル代表監督を解任されたドリヴァウ photo/Getty Images

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ブラジルでは監督が育っていない

今では再びカルロ・アンチェロッティ招聘案も飛び出しているが、ブラジル代表の監督問題はいつ答えが出るのだろうか。

2022ワールドカップを最後にチッチが退任して以降、ブラジルの監督選考は迷走を続けてきた。ラモン・メネゼス、フェルナンド・ディニス、そして2024年からはドリヴァウ・ジュニオールが指揮してきたが、そのドリヴァウも今年3月末に解任された。

2026ワールドカップへ向けた南米予選では粘り強く勝ち点を稼いでいるものの、チーム状態は万全とは言い難い。まずは監督選びが必要で、もうワールドカップ本番まで1年しか時間がない。
『CNN』に対し、3月に解任されたドリヴァウはブラジルサッカー界が監督に時間を十分に与えていないと批判している。

「この国はプロセスに時間をかけているとは言い難く、我々は短期的な目標に焦点を合わせる傾向にある。これはクラブでも同じだ。個人的にこの流れはブラジルサッカー界にとって有害だと思う。より安定的でバランスの取れたアプローチを構築する機会を奪っていて、これは選手はもちろん、サポーターを含め全員に深刻な影響を与える」

ワールドカップへアンチェロッティのような大物を招聘できれば面白いが、この1年でブラジル代表は形を見つけられるか。

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