「素晴らしい友人だが、私は全く同意できない」 PSG指揮官がアルテタの発言に反論

決勝進出を果たしたPSG指揮官のルイス・エンリケ photo/Getty Images

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PSGは19−20シーズン以来の決勝進出

現地時間7日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準決勝、 PSGとアーセナルの2ndレグが行われ、ホームのPSGが2−1でアーセナルに勝利した。この結果、2戦合計スコアを3−1とし、PSGが19−20シーズン以来となる決勝進出を果たした。

アーセナルの指揮官ミケル・アルテタ監督は試合後の会見にて、第一声にPSGの決勝進出を祝福。敗れた自チームを今大会最高のチームと評価し次のように話した。

「私が見た限りではこの大会で(アーセナルより)優れたチームは100%なかったと思う。だが我々は敗退した。今回の1stレグ、2ndレグどちらの試合でも、我々はもっと良い結果に値したと思う」
一方でこの発言にPSG指揮官のルイス・エンリケ監督が反論。同じスペイン出身である同胞のコメントに対し、「ミケル・アルテタは素晴らしい友人だが、(アーセナルが勝利に値したという意見には)全く同意できない」と発言。「彼らは自分たちのやりたいように、そして好きなようにプレイした。だがこの2試合を通して我々は彼らよりも多くのゴールを奪った。それが最も重要なことだ。アーセナルは素晴らしい試合をしたし、我々は多くの苦しみを味わった。だが勝利した我々こそが決勝進出にふさわしい」と、そのアーセナルに勝利したPSGこそが優れていると述べた。

アーセナルは今大会リーグフェーズを3位で突破。決勝ラウンドではPSVに大勝し、準々決勝では昨シーズン王者のレアル・マドリードにも勝利して08−09シーズン以来の準決勝進出を果たした。一方でリーグ戦では2位につけるも首位リヴァプールと勝ち点差が離れており、先日にリヴァプールの優勝が決定。またカラバオ杯、FA杯共に敗退しており国内のタイトル制覇は潰えた中、残されたタイトルはCLのみ。無冠を避けるべく、他の3チームとはまた違った思いでこの準決勝に臨んでいた。今回のこのアルテタの発言は、気持ちは分からなくもないが、日本語で言うところの”負け惜しみ”とも言える。今回ばかりは勝利したPSGを讃えるべきであっただろう。

アーセナルに勝利したPSGは初のCL制覇に向け、現地時間31日の決勝にてバルセロナを下したインテルと対戦する。

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