注目はいつでも《爆速の前田大然VS超攻撃型SBタヴェルニエ》 セルティックVSレンジャーズの頂上決戦のポイントに

サイドで激しい攻防を見せる前田とタヴェルニエ photo/Getty Images

今夜スコティッシュ・カップ決勝で激突

本日25日、スコットランドではセルティックVSレンジャーズのスコティッシュ・カップ決勝が行われる。スコットランド最大のライバル同士のファイナルということもあり、国内での注目度は高い。

果たしてこのファイナルでキーマンとなるのは誰なのか。セルティックOBのスコット・マクドナルド氏がキーマンに指名したのは、セルティックFW前田大然だ。

注目ポイントは、今回も『前田VSジェイムズ・タヴェルニエ』になるとの考えなのだ。レンジャーズの右サイドバックに入るタヴェルニエは超攻撃的サイドバックとして有名で、今季もサイドバックながらリーグ戦で17ゴール10アシストの成績を残している。その得点力はFW顔負けだ。
しかし、セルティックにはそれを牽制する武器がある。前田の爆発的なスピードだ。前田のスピードを活かした猛烈なプレス、さらにタヴェルニエの背後のスペースを狙い続けることで、タヴェルニエの攻め上がりを牽制することができる。

両者の対決は過去の対戦でも注目を集めていて、3-3のドローに終わった4月の直接対決では前半1分に前田がタヴェルニエにプレスをかけ、ボールを奪ったところから電光石火のゴールが生まれている。レンジャーズ側も前田のスピードを警戒していることだろう。

マクドナルド氏も前田に注目していて、このサイドの攻防が勝敗を左右すると見ている。

「いつものように最大の鍵となるのは前田対タヴェルニエだ。ゲーム全体を通してお互いを無効化する動きを見せるから、この戦いは常に興味深いものなんだよ。私はいつもこの対決を見るのが大好きで、この争いがどのような決着となるかを見るのは興味深いね」(『BBC』より)。

前田の爆発的なスピードは攻撃面だけでなく、守備面にも大きな影響を与える。そのスピードと献身性はセルティックでも大きな武器となっていて、チームには欠かせない存在なのだ。

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