解決策はムバッペの9番起用? ドイツ戦で露呈したフランスのセンターフォワード問題

試合前のフランス代表イレブン photo/Getty Images

超豪華集団の唯一の泣き所?

23日(現地時間)、フランス代表は国際親善試合でドイツ代表と対戦し、0-2で敗れた。

フランスはエースのFWキリアン・ムバッペの他、MFオーレリアン・チュアメニ、FWウスマン・デンベレらビッグクラブで主軸を担う選手達で先発メンバーを構成し、本気モードでドイツ戦に臨んだ。しかし、この日はドイツの守備陣の前に自慢の攻撃が停滞。散発的にチャンスを作り出すことはできていたが、結局無得点に終わった。

ドイツのサッカー雑誌『Kicker』は、フランスがノーゴールに終わった理由としてセンターフォワードの人材不足を挙げている。同誌は、この日ワントップの位置で先発したFWマルクス・テュラムについて、「センタフォワードとして周囲を納得させるようなパフォーマンスを見せられなかった」と批判。また、途中から投入されたFWオリヴィエ・ジルー、FWランダル・コロ・ムアニについても「試合に大きな影響を与えなかった」とし、フランスにはディフェンスと中盤に豪華なメンバーが揃っているが世界レベルのストライカーがいないと指摘している。
このフランスが抱える問題の解決策として、『Kicker』はムバッペのセンターフォワード起用の可能性を取り上げている。サイドでのプレイを得意としているムバッペだが、所属先のパリ・サンジェルマンではルイス・エンリケ監督によって度々ピッチ中央の最前線で起用されていて、「場合によってはフランス代表でもこのポジションを担うことになるかもしれない」と同誌は予想している。

フランスは、26日にもチリ代表との国際親善試合を予定している。このチリ戦がEURO2024開幕前の最後の公式戦となることから、フランスとしては勝ってEURO本大会へ向けて弾みをつけたいところだが、カギを握るのはセンターフォワードかもしれない。

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