マンCの新星ドリブラーは冷静さも兼ね備える? 試合を増すごとに上がるドクのパフォーマンス

今夏マンCに加入したドク photo/Getty Images

グリーリッシュのポジションを脅かす存在に

マンチェスター・シティは、プレミアリーグ6連勝中と今季も好調な滑り出しとなっている。

しかし、MFケビン・デ・ブライネをはじめとする怪我人も少なくはなく、チーム全体の状況は決していいものではない。しかし、その中でも新戦力のMFマテウス・ヌネスやDFヨシュコ・グヴァルディオル、MFマテオ・コバチッチが早くもチームの戦力として躍動している。

中でも、FWジェレミー・ドクは今夏に加入してから試合を増すごとにパフォーマンスを上げてきており、マンCの新たな武器として脅威になっている。
怪我で離脱していたFWジャック・グリーリッシュの代わりに、4節のフラム戦から3試合連続でリーグ戦スタメン出場を飾っているドク。5節のウェストハム戦には早速初ゴールをマークし、好調ぶりを見せている。

左サイドでプレイするドクは、持ち前のスピードを活かしたドリブルで幾度となくチャンスを演出。ノッティンガム・フォレスト戦では、MFロドリが後半開始早々に退場してしまったために、51分に交代してしまったが、指揮官のペップ・グアルディオラは英『Manchester Evening News』にて「ジェレミーの1対1の上手さには本当に感銘を受けている」とコメントしており、同選手にクレバーな部分にも驚かされているという。

「私は予想していなかったが、彼はファイナルサードでの判断が本当にクレバーな選手だ。ファイナルサードで決断を下せる冷静さを持っている選手だ」

強引なドリブル突破が持ち味のドクだが、PA内にスピードのあるドリブルで侵入したあとに、冷静なパスでチャンスメイクをする場面も見られる。脅威的なスピードで相手を抜き去りながらも、周りのチームメイトの状況をよく把握している。

同ポジションでは、昨シーズンにペップの信頼を勝ち取ったグリーリッシュがいるが、ドクのこれまでのパフォーマンスはグリーリッシュにも劣らない。

ドクとグリーリッシュはプレイスタイルは異なるが、ドクはグリーリッシュのポジションを脅かす存在になりつつあると考えていいだろう。

マンCの新たな武器となったドクの躍進から今後も目が離せない。

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