米国で“クボ”が過ごす充実のシーズン MLS3年連続最下位味わったチームが首位を独走している

FCシンシナティでプレイする久保裕也 photo/Getty Images

MLS参入当初は散々な結果だったが……

レアル・ソシエダではMF久保建英が充実のシーズンを過ごしたが、もう一人のクボも今年は特別なシーズンとなるかもしれない。

今年アメリカ・MLSで見事な戦いを披露しているのがFCシンシナティだ。

シンシナティではMF久保裕也がプレイしており、現在チームはイースタン・カンファレンスで首位に立っているのだ。
シンシナティは2019年よりMLSに参戦したのだが、当初の結果は散々だった。初年度の2019年は6勝しか挙げられず最下位、2020年も最下位、2021年も4勝しか挙げられず最下位でシーズンを終えており、2020年の冬にシンシナティへ加わった久保もその屈辱を味わい続けてきた。

しかし、昨年は5位へとジャンプアップ。今季もアルゼンチン人MFルチアーノ・アコスタがチームトップの9ゴールを記録するなど、充実した戦いで13勝4分2敗と見事な戦いぶりだ。

久保は怪我で離脱していた期間があったが、6月からは先発に復帰。シンシナティ移籍後はセントラルMFの位置に入ることも多かったが、今季はもう少し高い位置でのプレイも見せている。若手時代は積極的に仕掛けるアタッカーだったため、今季は得点部分でもチームに貢献したいところ。

着々と力をつけてきたシンシナティにとって、今年は特別な1年となるかもしれない。優勝はクラブの悲願だが、久保擁するシンシナティはこのペースを維持できるか。

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