2部へ降格したクラブの主力プレイヤーが引き抜かれるのは宿命とも言えるが、今季のイングランド・プレミアリーグでは2人のチャンスメイカーに注目が集まる。
降格してしまったレスター・シティよりMFジェイムズ・マディソン、同じく降格したサウサンプトンよりMFジェイムズ・ウォード・プラウズの2人だ。
両者ともイングランド代表でのプレイ経験を持っており、その実力は確かだ。その中でも注目したい数字がキーパス数(シュートに直結するパス)だ。
今季のプレミアリーグ・キーパス数TOP10を見てみると、7位にウォード・プラウズ(74回)、10位にマディソン(69回)が入っている。降格クラブからTOP10に入っているのは2人だけで、2人とも高いキック精度が最大の武器だ。セットプレイのキッカーとしても信頼することができ、プレミアの上位を争うクラブでプレイするにふさわしい。
ちなみにキーパス数第5位はアーセナルMFマルティン・ウーデゴー(76回)、4位ブライトンMFパスカル・グロス(80回)、3位マンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネ(98回)、2位ニューカッスルDFキーラン・トリッピアー(110回)、1位はマンチェスター・ユナイテッドMFブルーノ・フェルナンデス(119回)となっているが、マディソンとウォード・プラウズもプレイするクラブによってはTOP5に入るところまで数字を伸ばせるかもしれない。
自国のイングランド人選手である点もポイントで、降格したクラブの中でも1、2を争う注目タレントと言えそうだ。