「強力な選手が必要」 3季連続CL出場を決めたミランでは即戦力が求められる

ミランで奮闘しているピオリ監督 photo/Getty Images

選手層が薄かった

29日のセリエA第37節ユヴェントス戦を1-0の勝利で終えたミランは、来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。2010年代はCLに出場できない時期が続いたが、今回決めたのは3シーズン連続でのCL出場となっている。

その1シーズン目である2021-22シーズンは、CLグループステージ敗退に終わった。その一方、セリエAでは11年ぶりの優勝を成し遂げている。続く今季は昨季と対照的で、セリエAで苦しみながらCLでベスト4入りを果たしている。

こうなると、来季こそはセリエAとCLの両方で好成績を残したいところ。英『Football Italia』によると、指揮官のステファノ・ピオリ監督はユヴェントス戦後に補強の必要性を訴えている。両方のコンペティションを戦い抜くためには、より効果的な補強が必要だと考えているようだ。
「それ(補強方針)はいつだって、期待されることや達成したいことに左右される。スクデットの獲得を目指しながらチャンピオンズリーグでもより良い結果を出すために競争力を高めたいのであれば、明らかにチームを改善する必要がある」

「レベルを上げるためには強力な選手が必要だ。若い選手でも構わないし、私は若い選手を指導するのが好きだが、より多くの選択肢が必要なんだ」

「もし彼ら(新戦力)が若いのであれば、(成長を)待つ覚悟が必要だ。最初の頃によく批判されていた(FWラファエル・)レオンや(MFサンドロ・)トナーリを待ったように」

「クラブは高潔であり、自分たちの信じる道を進み続けなければならない。しかし、タイトルを勝ち取ったり、チャンピオンズリーグで躍進するための戦力を整えたいのであれば、強力な選手たちが必要だ」

現在ミランではフランクフルトの日本代表MF鎌田大地を始めとする、複数の選手の名前が新戦力候補として噂に挙がっている。今季は昨夏に獲得したFWディボック・オリギなどが期待されていたほどの活躍を見せられなかっただけに、今夏の移籍市場では即戦力となる選手を確実に捕まえたいところだろう。

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