ソン・フンミン同点弾は希望をもたらす 監督不在で調子を落とすトッテナムにソンの復調は大きい

大きな同点弾を決めたソン photo/Getty Images

ホームで大仕事

プレミアリーグ第33節、トッテナム対マンチェスター・ユナイテッドの試合がホットスパー・スタジアムで行われ、2−2のドローで試合を終えた。トッテナムは試合開始早々7分にジェイドン・サンチョのミドルシュートで呆気なく失点し、その後前半終了前の44分にも、マーカス・ラッシュフォードの左足にゴールを奪われた。前半で2失点と、不調なスタートだったが、後半は立て直し56分にペドロ・ポロのゴールで1点を返す。勝ち点1をもぎ取るために、どうしてもあと1点が欲しいところだった。

試合前半は、ユナイテッドがボールを支配し、チャンスメイクされる時間が多かった。後半立て直したトッテナムは、ユナイテッドにボールを持たれながらも12本のシュートを放つなど、得点のチャンスを広げていった。

『The Guardian』によると、ペドロのゴールで勢いに乗るもチャンスをものに出来ず、なかなか得点が生まれないトッテナムに、ホームも盛り上がりにかけていたという。しかし90分まで残り11分、ケインが右サイドを上がり、ゴール前に走り込んできたソン・フンミンに最高の角度でパスが入り同点ゴールが決まった。

今シーズン、トッテナムのホーム試合は残り2つ。監督の電撃解任もあり、やや方向感覚を失っていたトッテナム。同メディアによれば、ソンのゴールはそんなチームに、希望の光が差すようなゴールだったという。ケインは今夏の移籍が噂されているが、チームが良くない状況に陥っていても活躍してくれるのは、やはりここまでトッテナムを引っ張ってきた2人のエースであり、ここにきて復調してきたソンの存在は特に大きいといえるだろう。

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