今季アーセナルで一番忙しい男 “2743分”も戦う番人をもっと称賛すべき「サリバが注目されるが……」

アーセナルの最終ラインを束ねるマガリャンイス photo/Getty Images

代わりのいないディフェンスリーダー

今季プレミアリーグで首位を走るアーセナルでは、マルセイユへのレンタル移籍から戻ってきたDFウィリアム・サリバ(21)を称賛する声が目立つ。マルセイユできっちり成長したサリバをチームに組み込めたのは大きい。

だが、相棒のことも忘れてはならない。現役時代にマルセイユなどでプレイした解説のトニー・カスカリーノ氏が絶賛するのは、サリバとコンビを組むガブリエウ・マガリャンイスだ。

「サリバのパフォーマンスが注目されるが、彼のパートナーであるガブリエウへの称賛が十分ではないよ。ガブリエウは今季のアーセナルで毎分プレイしている唯一のフィールドプレイヤーであり、サリバとともに大成功だ。才能はもちろん、21歳と若いサリバを引っ張るパートナーになるというミッションはガブリエウを成熟させた。アーセナルは前線からプレスをかけるチームのため、プレスを突破された際にはセンターバックが広大なエリアをカバーしないといけない。その部分がガブリエウとサリバは優れている。彼らはすでにリーグで最高のコンビだよ」(英『The Times』より)。
全コンペティションを合わせると、マガリャンイスはチーム最長となる2743分間のプレイタイムを記録している。2番目はMFグラニト・ジャカで2530分となっており、センターラインを支える2人の存在は大きい。マガリャンイスも25歳と若い方ではあるが、それでも21歳のサリバやFWブカヨ・サカなど若手が多い現在のアーセナルにとっては経験豊富な選手だ。

ここ最近は指揮官ミケル・アルテタもターンオーバーを採用しているが、センターバックのサリバ&マガリャンイスは不動だ。この2人のフル稼働抜きでのプレミア制覇はあり得ない話だ。

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