バルセロナのシャビ・エルナンデス監督が、スペイン国王杯(コパ・デル・レイ)準々決勝レアル・ソシエダ戦を振り返った。
25日、ラ・リーガでは首位に立つバルセロナはコパ・デル・レイのタイトル獲得に向けて、公式戦9連勝中のソシエダと対戦した。
前半のうちにソシエダのMFブライス・メンデスが退場し、数的有利になるアドバンテージもあり、バルセロナは試合を優位に進めていく。
すると52分、スルーパスに抜け出したFWウスマン・デンベレがドリブルで持ち出し、角度のない位置から強烈なシュート。GKの手を弾きこれがネットを揺らし先制。その後、そのまま1点を守り切り、1-0のまま試合は終了。バルセロナがベスト4に進出した。
シャビ監督は試合を振り返り、ポジティブなことが多かったが、先制した後のチームのパフォーマンスには苦言を呈し、よりアグレッシブにゴールを目指さなければいけないと語っている。西メディア『MARCA』が報じた。
「今日の試合はポジティブことがほとんどだった。しかしゴール後、我々はリラックスしてしまった。その影響でアグレッシブさが欠けてしまっていた。やってはいけない行動だった」
「最初の60分間は見事な戦いだった。ただ、ゴールを決めてからはそれで終わりのような感じがあった。でも、そうではない。それは改善しなければいけない。もっと野心を持って、得点をしなければならない」と先制後のチームのパフォーマンスに苦言を呈した。
さらにシャビ監督はゴールも記録したフランス代表FWウスマン・デンベレについて「彼はプロフェッショナルだ。今日だけではない。かなり成熟しているし、とても信頼している。私は彼が最良の選択をできるようにサポートしている。彼には大きな自信と資質がある。今日の試合では、彼にとってその全てが上手くいった」とデンベレの活躍を絶賛した。
低迷していた時期もあったが、シャビ監督の元で復活の兆しを見せているバルセロナ。ラ・リーガでも首位と、宿敵レアル・マドリードよりも上の順位に立っている。このままの勢いでラ・リーガ、コパ・デル・レイのタイトルも獲得したいところだ。