2015-16シーズンに彗星の如く現れ、一気にマンチェスター・ユナイテッドサポーターのハートを掴んでしまったFWアントニー・マルシャル。
当時はまだ10代だったが、マルシャルはプレミア1年目から11ゴールを記録。このままマンUのエースになっていくと予想した人も多かっただろう。
その後も期待度は上がり続け、2018年の段階でマルシャルの市場価値は6500万ユーロまで上がっていた。しかし、ここをピークに市場価値は減少を続けている。
2019-20シーズンには復活を予感させるリーグ戦17ゴールを記録したのだが、続く2020-21シーズンは4ゴールまでダウン。今季は3試合で2ゴールとまずまずのスタートを切ったが、怪我による離脱が続いている。
現在の市場価値は1600万ユーロまで落ちており、フランス代表でも絶対的な存在とはなっていない。キリアン・ムバッペを筆頭に、一気に若手選手に抜かれてしまったのだ。
まだ26歳と中堅世代で、ここからもう一度ピークを作ることも不可能ではないはず。マンUデビュー当初の輝きは衝撃的だっただけに、真のスタープレイヤーへの階段をもう一度上がってほしいところだ。