埼スタの雰囲気は対戦相手にとって悪夢なのか ここ“6年で3度目”のACL決勝狙える浦和に世界も驚く

ACL準決勝に進んだ浦和 photo/Getty Images

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2017年大会以来のアジア王者へ

アジアの舞台において浦和レッズは特別なクラブだ。22日に行われたアジアチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝のBGパトゥム・ユナイテッド戦に4-0で大勝した浦和は、25日に行われる韓国・全北現代との準決勝へ駒を進めた。

この快進撃に注目しているのが米『ESPN』だ。現在J1で8位の浦和は、日本代表選手がそれほど多くない。右サイドバックの酒井宏樹は主力だが、現在も継続的に招集されているメンバーは酒井くらいだ。GK西川周作も経験は豊富だが、最近は代表から離れている。それも同メディアが驚いているポイントで、タレント力ではFW大迫勇也やMFアンドレス・イニエスタらを擁するヴィッセル神戸の方が話題になりやすいだろう。

しかし、浦和は粘り強い戦いと外国人助っ人の組み合わせでACL準決勝まで駒を進めてきた。やや格下とはいえ、ベスト16ではジョホールをアレクサンダー・ショルツ、ダビド・モーベルグ、キャスパー・ユンカーの助っ人トリオのゴールで5-0と粉砕。準々決勝ではBGパトゥム・ユナイテッドを4-0で撃破と、2試合で9ゴール0失点と文句のつけようがない。
準決勝で対戦する全北現代は強敵ではあるが、同メディアは浦和こそ本命と見る。

「これまでよりはるかに厳しいテストにはなるが、浦和は直近2試合で見せたパフォーマンスと埼玉スタジアム2002の熱狂的な観衆を武器に本命として準決勝へ向かう。勝てば彼らはここ6年で3回目のACL決勝進出だ」

アジアの舞台において近年の浦和は本当に強い。相手を圧倒し続けるわけではないが、粘り強く結果を拾っているのだ。2017年には決勝でサウジアラビアのアル・ヒラルを撃破して王者になり、2年後の2019年にもアル・ヒラルとファイナルで再会するなど(この時は敗戦)、浦和は継続的にACLの舞台で力を発揮してきた。

サポーターの強烈な後押しも要因の1つと言えそうで、相手チームにとって埼スタでの試合は嫌だろう。勢いそのままに全北現代をも呑み込むのか。ここまでの流れは完璧だ。

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