クンデのチェルシー行きに暗雲 予測不能になったフランス代表DFの行方

クンデの去就はどうなる photo/Getty Images

2019年からセビージャでプレイする23歳

DFアントニオ・リュディガーとDFアンドレアス・クリステンセンの退団により、CBを補強しなければならないチェルシー。セビージャのDFジュール・クンデを長らく追ってきた同クラブは、今夏こそ彼の獲得を実現させると思われたが、ここにきて新たな方向へ舵を切ったようだ。

スペイン『MARCA』は、現在チェルシーがクンデではなく、ナポリのDFカリドゥ・クリバリやユヴェントスのDFマタイス・デ・リフト、かつてチェルシーにいたマンチェスター・シティのDFネイサン・アケといった選手たちに関心を持っていると報じており、クンデの売却資金を計算に入れていたセビージャは不安を大きくしているようだ。

同メディアによれば、クンデは今夏の移籍を絶対条件としているようで、一刻も早くビッグクラブへと移籍したいと考えている模様。セビージャ役員のホセ・マリア・クルス・デ・アンドレス氏は先月、英『Sport Witness』の取材でクンデが移籍を希望している理由について明らかにしていた。

「クンデの場合、金銭的な問題ではない。彼はセビージャよりも競争力のあるチームでプレイしたいのだ」

バルセロナもクンデへの関心があると噂されているが、セビージャは最低でも6500万ユーロの移籍金を要求している。財政状況的に厳しいバルサが彼を獲得するのはかなり難しいだろう。

そうなれば新たにクンデ獲得に関心を示すクラブが出てくるはずで、スペイン『MARCA』は、チェルシーからアケを狙われているマンチェスター・シティの名前を移籍先候補として挙げている。実際にどのクラブが興味を示すかは要注目だが、あまりにも行き先が決まらなければ、移籍市場閉幕ギリギリにバーゲン価格で売りに出されるという状況もありえるかもしれない。

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