2021-22シーズン、ここまでドイツ・ブンデスリーガで得点ランキングトップに立つのは今季もバイエルン・ミュンヘンのロベルト・レヴァンドフスキだ。同選手は現時点で34ゴールをマークしており、33歳を迎えてもその驚異的な得点力を見せつけている。
しかし、今季はそんなレヴァンドフスキと同じ1988年生まれのストライカーが、ブンデスでもう1人躍動しているのをご存知だろうか。そのストライカーとは、ケルンで得点を量産するFWアントニー・モデスト(34)だ。
今季はここまでケルンでリーグ戦30試合に出場し、得点ランキング4位となる19ゴールを挙げているモデスト。現地時間30日に行われた第32節のアウクスブルク戦も2得点を記録する活躍を見せており、21-22シーズンの彼はコンスタントにゴールを陥れている。昨季こそケルンとレンタル先のサンテティエンヌでリーグ戦での得点数がゼロに終わった同選手だが、今季はシーズンを通して非常に頼もしい姿を見せてくれているのだ。
その大きな要因となっているのがステッフェン・バウムガルト監督の存在で、モデストも今季好調の理由については先日「シーズン前、監督と正直に話をすることができたからだ。僕にとって本当に素晴らしいことだったんだ」(独『Sky Sport』より)と語っている。信頼できる指揮官の下で復活のシーズンを送るモデスト。はたして、残り2試合で彼はその得点数をどこまで伸ばしてくることができるか。ここまでブンデスで6位につけるケルンを語るうえで、このベテランストライカーは欠かせない。