両SBで質を落とさない実力者 移籍8クラブ目の浦和で指揮官に重宝される馬渡和彰

ACLでも両SBで稼働する馬渡 photo/Getty Images

今季大宮から浦和へ加入

今季大宮アルディージャから浦和レッズへと加入した馬渡和彰。開幕から主力として活躍する彼は、今シーズンの浦和にとって大きな補強となった。積極的な攻撃参加が武器のサイドバックは、チームの質をもう一段階上げている。

初戦となった富士フイルム・スーパーカップでは、左サイドバックとして出場すると、守備力の高さを発揮して古巣の川崎フロンターレを完封。浦和デビュー戦で守備での高い貢献度を見せた。

シーズンが開幕すると、精度の高いクロスからチャンスを創出し、セットプレイのキッカーも務めるなど攻撃面で存在感を発揮。J1では9試合で1得点1アシストを記録。さらに両サイドどちらで起用してもプレイのクオリティが高く、攻守両面にわたって質が落ちない点は、リカルド・ロドリゲス監督に重宝される重要なポイントだ。

2014年に東洋大学からガイナーレ鳥取へ加入し、J3から実力を磨いてきた馬渡。8クラブ目となる浦和で、右サイドバックでは酒井宏樹、左サイドバックでは大畑歩夢らとの高いレベルでの競争に勝利し、主力へ定着することができるか。さらなるゴールやアシストにも期待したい。

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