走力を身に着けたNEXTクロース ノイハウスはカタールでドイツ代表をけん引する?

ドイツで躍動するフロリアン・ノイハウス photo/Getty images

オランダ戦では途中投入となった

ハンジ・フリック体制となってからは好調なドイツ代表。直近のオランダ戦で1-1と引き分けるまでは8連勝と勝利を積み重ねており、ワールドカップ・カタール大会での活躍が期待できる結果を残している。前回のW杯ロシア大会はまさかのグループステージ敗退であり、カタールへの思いは他国よりも強いはずだ。そんなドイツ代表の今後を支える存在として期待したいのが、ボルシアMGでプレイするMFフロリアン・ノイハウスである。

母国ドイツでキャリアをスタートさせ、所属クラブであるボルシアMGでは主力としてプレイしているノイハウス。今季はクラブがここまで11位と大不振に陥っているが、その中でも4ゴール2アシストと数字を残しており、チームに貢献している。

ノイハウスは攻守に輝くことのできる選手であり、後方からのゲームメイクで攻撃を前進させ、ある程度ゴールに近い位置に来れば強烈なミドルシュートで得点を狙うこともできる。目の覚めるようなスルーパスも持っており、すでに代表での活動は引退したがレアル・マドリードのトニ・クロースと比較されることが多い。守備では献身的な意識が強く、タックル成功数43回、地上戦でのデュエル勝利数92回はどちらともボルシアMG内で上位の成績である。

英『The Athletic』ではここまでのノイハウスのパフォーマンスを称賛しており、特にここ数カ月での働きにより注目する必要があると主張している。昨季のボルシアMGはCLグループステージにてレアル・マドリードやインテルといった強豪と同組となったが、勝利を重ねて2位で決勝トーナメントへ進出している。しかし、シーズン中盤で当時の指揮官であるマルコ・ローゼが来季からボルシア・ドルトムントを率いると発表し、チームは難しい状況に陥った。アドルフ・ヒュッター監督のもとで新体制をスタートさせ、ここまでは11位と思うように数字を伸ばせていないが、英紙ではノイハウスは昨季と今季でより成長し、頼れる存在になったと主張している。

「彼は別のプレイヤーになったと私に錯覚させるほど良い選手になりました。日々、学び走力でチームを助けています。彼のデュエルを見ればどれだけ成長したのかわかるはずです」

新監督であるヒュッターはノイハウスを称賛しており、特に守備面での向上を高く評価している。それはタックル数やデュエル勝利数に表れており、より完成されたプレイヤーになっている。まだ25歳と若く、これから伸びる選手であり、今後どのようなスタイルを見せてくれるのか楽しみだ(データは『SofaScore』より)。

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