アーセナルの補強候補に新たなFWが浮上 ファーディナンドが提案するアグエロの後継者と呼ばれた男

マンチェスター・シティでは地位を確立できていないガブリエウ・ジェズス photo/Getty images

悪くない補強になる

現状の主力ストライカーであるアレクサンドル・ラカゼットが今季で契約が切れるということもあり、来夏の移籍市場ではセンターフォワードを獲得したいアーセナル。アトレティコ・マドリードのジョアン・フェリックスやリールのジョナサン・デイビッドら複数の若手ストライカーが獲得候補として報じられており、誰が来夏チームに加わるのか全く予想がつかない。

そんな中でマンチェスター・ユナイテッドのOBであるリオ・ファーディナンド氏はこれまで名前の挙がっていない実力者の獲得をアーセナルに勧めている。英『football.london』によるとそれはマンチェスター・シティのガブリエウ・ジェズスのようだ。

ブラジルのパルメイラスでプレイし、2017年にシティにやってきたジェズス。セルヒオ・アグエロという偉大なストライカーの陰に隠れながらも、ここまで88ゴール43アシストを記録している。

同じプレミアの上位を争うクラブであり、シティがアーセナルに売却するかはわからないが、ジェズスは能力のあるFWだ。前線ならどこでもプレイできるユーティリティ性を持っており、今季はストライカーではなく右ウイングとして出場機会を増やしている。ボールを持った際のドリブルでのテクニックやシュートは魅力の一つだが、持っていないオフザボールの動きがピカイチな選手である。その中でもスルーパスに反応する裏抜けが突出しており、ポジショニングでゴールを奪うことができる。

また、FWながら守備の名手としても知られている選手だ。積極的なプレッシングはどの試合でも目立っており、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラはジェズスについて「彼の守備技術は世界最高峰にある」と絶賛している。

ジェズスに関しては右ウイングで出番を得ているが、序列でいえばリヤド・マフレズの下であり、9番としてもフィル・フォーデンを今季は超えられていない。今夏には移籍を希望していたとの話もあり、獲得できる望みはある。優秀な選手なだけにアーセナルが今後実際にリストアップするのも現実的な話だといえる。

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