トラオレ獲得でデンベレ放出は確定事項に? 獲得の噂されるプレミアリーグの3クラブ

移籍が噂されているデンベレ photo/Getty Images

どこに移籍するのか

バルセロナは先日、プレミアリーグのウルブズからアダマ・トラオレをレンタル移籍で獲得したことを発表している。期間は今シーズンの終了までとなっており、買い取りオプションが付与されているようだ。トラオレはバルセロナ出身の選手であり、2015年以来の古巣復帰となる。

以前はトッテナムがトラオレに関心を示しているとの話もあったが、一気にバルセロナ入りが決まった。トラオレはドリブルを武器に個人で打開できる選手であり、アタッキングサードでの創造性の部分はまだまだ改善の余地ありだが、独力での突破はバルセロナでもトップクラスだろう。

この移籍から予想できるのはウスマン・デンベレの放出だ。デンベレは今季で契約が切れることになっており、バルセロナ側から契約延長のオファーにサインするよう求められていた。しかし、デンベレはこれを拒否。来夏でのフリー移籍を望んでいたが、シャビ・エルナンデス監督は契約延長か、今冬での移籍をするようデンベレに求めており、トラオレの加入で移籍が加速したように思える。

英『90min』によればデンベレがプレミアリーグへ移籍する可能性が高いと報じており、可能性のあるクラブとしてチェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルの名前が挙げられている。

チェルシーではドルトムント時代の恩師トーマス・トゥヘルが指揮を執っており、そこでの再会が考えられる。現状はウイングバック陣の負傷もあり、ウイングを採用した[4-3-3]で戦っているため、ポジションはある。しかし、前述した離脱しているリース・ジェイムズやベン・チルウェルが復帰すれば、ウイングのポジションはなくなるため、未来のある補強とは思えない。

マンUへの移籍はチェルシー以上に現実味がない。2列目はマーカス・ラッシュフォード、メイソン・グリーンウッド、ジェイドン・サンチョ、アンソニー・エランガと既に渋滞気味であり、ドリブラーは必要ない。ラルフ・ラングニック監督は守備での献身性を求めており、デンベレのプレイスタイルとは程遠い。

ニューカッスルは以前からデンベレの獲得を目指しているが。遅刻の多い素行面やクラブとの衝突もあり、獲得を躊躇することも考えられる。残留のためにリスクを負う可能性もあるが、どうなるのか。

期待の若手として獲得されたが、5年後には放出候補となってしまったデンベレ。とにかくピッチ外で話題を提供する存在になっており、次に彼が選ぶクラブはどこになるのだろうか。

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