レアルを支える“縁の下の力持ち” いつでも抜群の安定感を誇るナチョの頼もしさ

長年レアルに欠かせない存在であり続けるナチョ photo/Getty Images

チームに欠かせない万能DF

たとえどれだけ優秀な選手が11人いても、シーズンを通しては戦えないのがサッカーだ。レベルの高い舞台で戦うチームほど、試合数が増えることにより過酷な日程を消化することとなる。強いチームであれば、余計に控え選手のクオリティも高くなければ長いシーズンは戦えない。

そう考えると、レアル・マドリードで長きにわたってプレイするDFナチョ・フェルナンデス(32)は非常に高く評価されるべき選手だろう。絶対的レギュラーではないものの、主力に欠員が出れば常に安定したパフォーマンスでレアルの穴を埋めてきた同選手。本職のセンターバックに加え、左右のサイドバックもハイレベルにこなす彼はまさに“最高のバックアッパー”と言えるはずだ。

そして、現地時間20日に行われたスペイン国王杯4回戦のエルチェ戦でも、この試合に累積警告で出場停止となったDFエデル・ミリトンの代役CBを務めたナチョ。そのパフォーマンスも非常にポジティブなもので、コンビを組んだDFダビド・アラバと共に彼はチームの守備を引き締める存在となった。
「試合に出れば、常に一定のクオリティを保証してくれるのがナチョ」。スペイン『MARCA』も、彼についてはこのように賛辞を送っている。データサイト『WhoScored.com』による1試合平均評価点が今季も「6.64」と安定していることを見ても、ナチョがどれほどレアルにとって重要な存在かは窺い知ることができる。

レアル・マドリードというチームに欠かせない“頼れるバックアッパー”。普段はカリム・ベンゼマやヴィニシウス・ジュニオールといった主役級の選手に注目が集まりがちだが、ナチョの貢献も忘れてはいけない。

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