マンC、チェルシーに次ぐ《年間クリーンシート26回》 レアルを追う危険なファイター集団

セビージャにもまだ逆転優勝のチャンスはある photo/Getty Images

バルサ、アトレティコに代わって銀河系軍団を追う

ライバルのバルセロナ、アトレティコ・マドリードが苦戦していることもあり、リーガ・エスパニョーラの首位を気持ちよく走るレアル・マドリード。優勝の可能性はかなり高まっていると言えるが、まだ油断はできない。

気になるのは、彼らを必死に追いかける2位セビージャの存在だ。超のつくスタープレイヤーはいないかもしれないが、フレン・ロペテギ率いるセビージャは上手さと闘争心を併せ持つ危険な準強豪クラブに仕上がっている。

この1年を通して見事だったのは守備だ。2021年のクリーンシート数を見てみると、セビージャはマンチェスター・シティ(30回)、チェルシー(27回)に次いで欧州5大リーグで3番目に多い26回ものクリーンシートを達成している(『WhoScored』より)。
プレミアの両クラブの数字は納得できるものだが、セビージャが3番手との結果に驚いた人も多いのではないか。同じく今のプレミアで好調を維持するリヴァプールでもクリーンシート数は23回となっており、セビージャはそれをも上回る堅守ぶりを披露している。

今季もここまでリーグ戦ではリーガ最少となる13点に抑えており、この守備が安定した強さを支えている。攻撃面は首位レアルより12点も得点数が少なくなっているため、やはりセビージャが食らいついていくには守備の部分で我慢していくしかない。

現在はセビージャの方が1試合消化が少なく、レアルとの勝ち点差は8点。これ以上離されると厳しいが、今の距離感であれば後半戦のどこかで捕まえることも不可能ではない。粘り強く戦うロペテギ・セビージャの頑張りには要注目だ。

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