185試合で《504ゴール》も挙げる怪物集団に 破壊的すぎるアヤックスが歩む4年間

アヤックスを指揮するエリック・テン・ハーグ photo/Getty Images

チームを作り上げたのは……

オランダの名門アヤックスが止まらない。

チャンピオンズリーグではグループステージで無傷の4連勝を飾り、国内リーグの方でも9勝3分1敗で首位をキープしている。3つの引き分けが惜しいが、42得点2失点と攻守の内訳は圧倒的だ。

チームを指揮するエリック・テン・ハーグは、今や世界が注目する名将候補の1人となった。5大リーグの指揮官が解任されるたび、後任候補にエリック・テン・ハーグの名前が出てくるのだ。
それも当然だろう。2017年から指揮するアヤックスでは2018-19シーズンにチャンピオンズリーグ・ベスト4入りを果たし、主力が抜けてからも巧みな手腕でチームを強化。今季は2018-19シーズンのチームを超える成功を収められるのではと期待されている。

アヤックスでの成績を振り返ると、エリック・テン・ハーグは185試合を指揮して135勝25分25敗。勝率は73%と極めて高い。エールディヴィジではアヤックス、PSVの力が頭一つ抜け出ているものの、それでも勝率が7割を超えているのは称賛されるべきだろう。

攻撃的なスタイルも評価されている理由で、エリック・テン・ハーグのチームは185試合で504得点を挙げている。1試合平均は2.7点と超攻撃的だ。失点の方も157点とまずまず少ない。

今節もRKCヴァールヴァイクを5-0で粉砕。勝ち点はPSVと並んでいるが、やはり優勝に近いのはアヤックスの方だろう。

エリック・テン・ハーグは2015年から2年半オランダのユトレフトを指揮し、そこからアヤックスの指揮官になった。ここまでは順調にステップアップしており、そろそろ5大リーグで指揮する姿も見てみたい。オランダでのアピールは十分すぎるほど成功したと言っていいだろう。

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