日本代表で見てみたい“ボランチの点取り屋” 森保監督の下でも輝いた中盤の要

ルヴァンカップでMVPと得点王を獲得する photo/Getty Images

ルヴァンカップでMVPを獲得

今季大きな飛躍を遂げた選手の1人として挙げられるのが、名古屋グランパスの稲垣祥だ。豊富な運動量を高い得点力を誇る同選手は、名古屋をルヴァンカップの初タイトル獲得へと導いた。得点力アップへ日本代表でも見てみたい逸材の1人だろう。

名古屋はルヴァンカップ決勝でセレッソ大阪と対戦し、2-0で勝利した。この試合で勝利を決定づける2点目を決めた稲垣は、大会MVPに輝くなど大会初優勝に貢献。MVPと4ゴールで大会トップタイとなり得点王を獲得した。

中盤ながら高い得点力を誇る稲垣。今試合でも79分に途中出場したシュヴィルツォクのシュートのこぼれ球にいち早く反応すると、ダイレクトで合わせてゴールネットを揺らした。運動量豊富に走り回る稲垣は、ポジショニングも良いためこぼれ球を拾うシーンも多い。

今試合でも総走行距離は全選手でトップの「12.367km」を記録。加えてシュート技術も高いため、今季のJ1でも33試合で7得点と高い得点力を発揮している(データはJリーグ公式より)。

2017年にはサンフレッチェ広島で森保一監督の下でも指導を受けた稲垣。日本代表には現在中盤では遠藤航や田中碧といった選手たちがいるが、オーストラリア戦のシステムであれば稲垣は2列目の人材として輝けるだろう。また積極的に飛び出すことで相手選手を翻弄し、高いシュート技術でゴールも期待できる。

ワールドカップのアジア2次予選でもゴールを決めており、代表でもアピールを続けていた。今季名古屋で大きな飛躍を飾った稲垣を森保監督は日本代表へ招集するだろうか。11月の代表選考も楽しみだ。

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