ドイツのキーマンは18歳の“バンビ”? 若き逸材MFがイングランドを翻弄する

イングランド戦での活躍に期待がかかるムシアラ photo/Getty Images

ついに秘密兵器が本領発揮なるか

いよいよ決勝トーナメントが始まったEURO2020だが、ラウンド16の組み合わせで最も興味深いカードのひとつと言えるのがイングランド代表vsドイツ代表だろう。伝統国の激突ということもあるが、グループステージ3試合でおとなしかった前者(2得点無失点)と、比較的派手な戦いを披露してきた後者(6得点5失点)の激突が、どのような結果となるのかには興味をそそられる部分がある。

そんな熱いカードだが、この試合においてはドイツ攻撃陣が堅守を誇るイングランドの守備をどこまで攻略できるかがポイントとなってくることだろう。イングランドのアタッカー陣がまだ目覚めていない以上、一度リードを奪ってしまえばそのまま試合が決まる可能性は低くない。

では、そのなかではどのような選手がドイツ攻撃陣の重要な役割を担ってくるのか。候補は多いものの、ひとり注目しておきたいのは18歳の新鋭MFジャマール・ムシアラだ。

プレミアリーグで揉まれる屈強なイングランドのDF陣に対して真っ向勝負を挑むのは、いくらドイツの優秀な攻撃陣といえどタフな仕事となるだろう。そうなれば、求められるのは多彩な攻撃のアイデアだ。MFトーマス・ミュラーもクリエティブなプレイに定評のある選手だが、そこにムシアラも加えることとなればさらに面白い攻撃ルートは増えるはず。相手守備陣の間を縫うようなパスも出せれば、ドリブルでスルスルと危険なエリアに侵入することもできる18歳。攻撃に変化をつけるという点で、ムシアラはイングランド戦で重要な存在となるかもしれない。

「ジャマールは一緒にいてとても楽しい選手だよ。今、彼には“バンビ”というニックネームがついている。レロイ(・サネ)がつけたものだったと思う。素早くて、動きがしなやかで、常に相手選手を追い越すから彼にこのニックネームがついたんだ」(セルジュ・ニャブリ)

チーム内でも、そのテクニカルなプレイは評価されている様子のムシアラ。GSの第1節と第2節こそ怪我の影響で欠場したが、第3節では復帰を果たしているだけにコンディションもそこまでの問題はないだろう。イングランド戦で火を吹くかもしれないドイツの秘密兵器。ピッチ上で“バンビ”がスリーライオンズを翻弄する姿は見てみたい。

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