ミランの方は昨季終盤戦からの勢いをそのまま継続しており、39歳のFWズラタン・イブラヒモビッチも相変わらずパワフルな働きを見せている。イェンス・ペッター・ハウゲ、ブラヒム・ディアス、テオ・エルナンデスら若手の働きも目立つ。
アトレティコは自慢の守備が機能し、ここまで9試合で失点は僅かに2点。それに加えて今季はFWジョアン・フェリックスを筆頭に攻撃陣が奮闘しており、ドローではなく勝ち切れていることが大きい。
1試合平均2.56点の勝ち点を稼いでいる両チームは欧州5大リーグでも最高のスタートを切ったチームとなっており、2.44点のバイエルンをも上回る快調なペースだ。
開幕前にミランとアトレティコが上位争いをリードすると予想していた人はどれだけいただろうか。両チームとも実力はあるが、ユーヴェとインテル、バルサとレアルを超えるスタートを切るとまでは予想されていなかった。
セリエAとリーガではこのまま両チームがサプライズを起こすのか。今も無敗を維持する両チームのロケットスタートは続いている。