移籍を決断したイングランド代表DFがジョゼ・モウリーニョ監督にチクリ。今冬トッテナムからニューカッスルへとレンタル移籍したダニー・ローズが、自身に対してこの指揮官が行なった対応に苦言を呈している。
今季、マウリシオ・ポチェッティーノ政権下で序盤から低空飛行が続いたトッテナム。この不振によってクラブは11月に前監督を解任し、新たにモウリーニョ監督をチームに迎え入れた。この監督交代でチームは復調の兆しを見せ始めたのだが、その中で左SBのレギュラーだったD・ローズの出場機会は減少。新指揮官就任後は公式戦わずか5試合の出場に留まり、立場は苦しいものとなっていた。
この状況に不満が募り、ついにはトレーニング中にモウリーニョ監督と口論に発展したとまで報じられたD・ローズ。なかなかプレイタイムを伸ばせない境遇の中で、このイングランド代表DFは何を考えていたのだろうか。本人がそれについて語っている。
「僕は最終ラインの他の選手ほど、自分にチャンスが与えられなかったと感じたんだ。監督のためにプレイしたかったのにね。モウリーニョがやってきてから1カ月もの間、僕はまともにプレイすることができなかった。試合に出れないと知りながらトレーニングに参加することは困難だったよ。うまくいかなかったね。彼と彼が取り組んでいることには敬意を払っているよ。4位と12ポイント差あった時点でチームを率いて、今は4ポイント差だ。でも、僕は正直にならないといけなかったし、プレイを続けたかったんだよ」
英『BBC Radio 5 Live』に対して、D・ローズはこのように話している。モウリーニョ監督の仕事ぶりを称えつつも、やはり指揮官に対して不満はあったようだ。指揮官交代で突然ポジションを失っただけに無理もないか。特に今年はEURO2020も開催される重要な年。イングランド代表入りへアピールしたい彼にとって、この扱いは受け入れがたいものだったのだろう。
ニューカッスルで再起を図るD・ローズ。はたして、新天地で彼は再び輝きを放つことができるのだろうか。大活躍で古巣指揮官を見返したいところだ。
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