前人未到のセリエA9連覇を目指すイタリアの絶対王者ユヴェントスだが、少々不吉なデータが明らかとなった。
昨季をもってマッシミリアーノ・アッレグリ体制に終止符を打ち、昨夏にマウリツィオ・サッリを招聘したユヴェントス。新体制ということもあり、序盤戦から苦しい戦いが続いたが、さすが8連覇中の絶対王者だ。第19節終了時点で15勝3分1敗の勝ち点「48」と、ポイントはしっかり積み上げ、今季好調なインテル(46ポイント)を抑えて前半を首位で終えている。
伊『sky sport』によると、セリエAの前半戦を首位で折り返したクラブが見事スクデットを獲得したのは、過去85シーズンのうち58シーズン。優勝確率は68.2%となっており、7割近いクラブがリーグ制覇を成し遂げたことになる。直近13シーズンを見てみるとさらに確率は上がり、84.6%となっている。これはユヴェントスにとってかなりポジティブなデータだ。
しかし、ユヴェントスに一抹の不安がよぎる。なんと直近13シーズンで、前半戦を首位で折り返しながらも、最終的スクデットを掲げられなかったクラブが現れたのは2シーズンのみ。2015-16シーズンと2017-18シーズンのナポリとなっている。そう、現在ユヴェントスの指揮官を務めるマウリツィオ・サッリ監督は、圧倒的な優勝確率を誇る前半戦王者になっても、優勝したことがないのだ。はたして、サッリ監督はこのジンクスを覆すことができるのだろうか。
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