これまで一貫して指揮官を擁護していたが、クラブ上層部はようやく決断を下したようだ。アーセナルがウナイ・エメリ監督の退任を発表した。
エメリ氏は前任のアーセン・ヴェルゲル氏が退団したことを受け、2018年にアーセナルの指揮官に就任。就任初年度は公式戦22戦無敗を記録し、チームをヨーロッパリーグ決勝に導くなどまずまずの成績を挙げたが、今季は思うように成績が伸びず。ここまでプレミアリーグでは4勝6分3敗の8位。ファンからは非難の声が相次ぎ、SNS上では「#EmeryOut」のハッシュタグが飛び交っている状況だった。
この退任決定に関して、クラブ幹部のジョシュ・クロエンケ氏はクラブ公式サイトでコメントを発表。「エメリ監督とそのチームは我々全員が期待するレベルでクラブを競争させるために努力を惜しまなかった。そのことに感謝します。彼らの今後の成功を願っています」と、なかなか結果はついてこなかったものの、1年半にわたってチーム強化に尽力した指揮官に感謝の意を示している。
なお後任はまだ未定のようで、今後はこれまでアシスタントコーチを務めていたフレディ・ユングベリ氏が暫定的に指揮を執ることとなるという。はたして、アーセナルはこの指揮官交代で息を吹き返すことができるか。賽は投げられた。
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