3シーズン連続でチャンピオンズリーグ出場を逃すこととなってしまったアーセナル。ピエール・エメリク・オバメヤンやアレクサンドル・ラカゼットらを擁する攻撃陣は実に強力だったが、守備陣は失点がかさんだ。今夏移籍市場では最終ラインの整備を優先的に行うべきだろう。
クラブOBも守備陣の再建に取り掛かるべきだと主張している。英『Daily Mirror』によると、チャーリー・ニコラス氏はアーセナル主力DFの今季パフォーマンスを振り返りながら次のように語った。
「アーセナルには自分たちのリズムが必要だ。彼らは本当にリズムを持っていたことがない。コシェルニーは過去にリズムを持っていたね。でも、彼はアーセン・ヴェンゲル監督の下、2、3年前にそれを失ってしまった。怪我をしてしまったからだ。そして我々はムスタフィを受け入れなければならなくなった。ソクラティスは強力なDFだけど、孤立してしまうことが多いね。ウナイ・エメリのアーセナルはユニットでなくてはならないんだ。彼らは最終ラインを正しく構成しなければいけない。ナチョ・モンレアルも及第点だが、彼に関しては(ポジション的な)限界も考慮しないといけない。彼は左サイドバックの選手であるにもかかわらず、センターバックでのプレイを強いられた。私はこれまでいつも言ってきた。アーセナルの大きな問題点はセンターバックだと。個人的な意見でしかないけど、もう2人センターバックが必要だよ」
たしかに、ニコラス氏はこれまで「アーセナルの最終ラインはプレミアで“ボトム6”」と痛烈な言葉を用いてアーセナルに警鐘を鳴らしてきた。古巣の守備陣には相当な不満を持っているようだ。アーセナルは現在、ライプツィヒのDFダヨ・ウパメカノやサンテティエンヌのDFウィリアム・サリバの獲得に動いているといわれるが、はたして。
そして、ニコラス氏は左サイドバックの補強候補であるセルティックのDFキーラン・ティアニーについても言及。同氏はこの22歳を高く評価しているようだ。
「ティアニーのような左サイドバックは絶対に歓迎されるだろうね。グラスゴーで聞いた話によると、彼はより大きなリーグのチームに移籍することを望んでいるらしい。彼はいい選手になれるかって? たぶんね。ディフェンスの脆弱性について疑問は残るけど、アーセナルにとっては良い補強となるだろう。それに関しては疑いようがない。ディフェンスに関しては学ぶことがたくさんあるけどね」
再起を図るアーセナル。来季開幕はどのような布陣で臨むことになるのか。新戦力をうまく融合させ、マンチェスター・シティとリヴァプールの2強に食らいつきたい。
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