トルシエ氏、今の日本代表を斬る「モウリーニョやヴェンゲルが率いても……」  

日韓W杯で日本代表を率いたトルシエ氏 photo/Getty Images

「私から見ればノーチャンス」

8日に行われた国際親善試合で、スイス代表に0-2で敗れた日本代表。2018年に入って以降の強化試合で1分け3敗と、ロシアW杯にむけて光明を見出せずにいる。

厳しい状況が続くなか、2002年のW杯(日韓大会)で日本代表を率いたフィリップ・トルシエ氏が、今の同国代表について言及。ロシアW杯で同国が決勝トーナメントに進出する可能性は低いとの見解を示した。仏『L'EQUIPE』が伝えている。

「今の日本代表に決勝トーナメント進出のチャンスはない。ジョゼ・モウリーニョ(現マンチェスター・ユナイテッド)やアーセン・ヴェンゲル(前アーセナル)が日本を率いたとしても、ベスト16に入るのは難しいだろう。(グループリーグの)初戦がポーランドであれば話は変わってくるが、コロンビアが初戦で、2戦目はセネガルだ。理論上チャンスはないし、私から見てもノーチャンスだ。(ヴァイッド・)ハリルホジッチ監督を解任するという決断には驚かされたよ。どうやら日本サッカー協会は、以前から彼の仕事に満足していなかったらしい。仮にベスト16入りを逃せば、協会にとっては失敗となるだろう。コロンビアとセネガルには、独力で違いを生み出せる選手が3~5人いる。日本にとっては厳しい状況だ」
攻守両面で明確なコンセプトが見えない戦いを見せている日本代表だが、残された僅かな期間で約束事を整備し、グループリーグ初戦(コロンビア代表戦)で結果を残すことができるだろうか。





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