Bチームの補強が急務
チャンピオンズリーグにはまだ希望が残っているが、今季はリーグ戦で首位バルセロナに大きく差をつけられてしまったレアル・マドリード。これは白い巨人にとって許される結果ではなく、今夏もチームに手を加えてくるだろう。
スペイン『as』はいくつか補強のポイントをピックアップしているが、レアルが整備すべきなのはBチームの選手たちだ。ジネディーヌ・ジダン就任以降は積極的にローテーションを採用しており、昨季リーグ戦とチャンピオンズリーグのダブルを達成できたのは優秀なバックアッパーがいたからだ。
しかし、今季はそれが機能していない。アルバロ・モラタ、ペペ、ハメス・ロドリゲスといった選手たちが去ったことも影響しており、今夏はバックアッパーの補強が不可欠だ。まずはアクラフ・ハキミに信頼を寄せられない右サイドバック、センターバックのヘスス・バジェホも同様で、セルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランを休ませる際に信頼できるDFがもう1枚は欲しい。
中盤ではアンカーの層が薄い。当初はカゼミロのバックアッパーにマルコス・ジョレンテを配する案もあったが、こちらもカゼミロに比べて実力差がありすぎる。ここは補強すべき重要なポイントだろう。
他には得点力不足が指摘されるカリム・ベンゼマに代わる大物センターフォワード、ガレス・ベイルを手放すのであれば代役となる強力なウイングが必要となる。リヴァプールFWモハメド・サラー、パリ・サンジェルマンFWネイマール、バイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキなど豪華な名前が並ぶが、いずれにしても即戦力を獲得するには多額の移籍金が必要となる。
サイドバック、センターバック、アンカーのバックアッパー、そしてウイングとセンターフォワードに即戦力を加えるプランならば5人ほどは獲得する必要があるが、レアルはこの夏にしっかりとした補強ができるだろうか。