ヴェンゲルはもっと早く解任すべきだった? クラブOBが挙げる解任のポイント「2-10で敗れた時に……」

アーセナルを率いるヴェンゲル photo/Getty Images

昨季に衝撃の大敗

ヨーロッパリーグのベスト16第1戦ではミランを2-0で撃破し、11日のワトフォード戦には3-0で勝利したアーセナルだが、今季もリーグ戦ではトップ4から漏れる可能性は極めて高くなっている。かつて無敗優勝まで達成したチームが2シーズン連続でトップ4に入れないのは大きな問題だ。

サポーターの指揮官アーセン・ヴェンゲルへの信頼も失われており、解任を要求する意見は多い。もっと早くにヴェンゲルを解任しておくべきだったとの意見も目立つが、ヴェンゲル政権はどこで終わらせるべきだったのか。かつてアーセナルでプレイしたフランク・ステープルトン氏は、昨季に解任するポイントがあったと主張する。

英『Daily Mirror』によると、同氏がポイントとして挙げたのは昨季のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦だ。対戦相手はバイエルンで、アーセナルはホームとアウェイの両方で1-5の完敗を喫している。合計スコア2-10で敗れており、同氏はここで手を打っておくべきだったと語っている。
「彼らがバイエルンに合計2-10で敗れた時にサインは出ていたんだ。アーセナルはビッグクラブであり、あのようなスコアで敗れるべきではない。たとえ相手がバイエルンほどのチームだったとしてもね。もうクラブの誰もが次のシーズンもフラストレーションや不安を抱えたいとは思っていないだろう。だが、現体制を続けるとその危険がある」

今冬にはFWピエール・エメリク・オバメヤンを獲得するなどアクションは起こしているのだが、それでもチームが劇的に変わる気配はない。ヴェンゲルの後任もチームを立て直すことには苦労するだろうが、衝撃だった昨季のバイエルン戦の時点で方向性を変えるべきだったのかもしれない。


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