アンデルレヒトのスタイルにも適応
今冬にベルギーの強豪アンデルレヒトはワースラント・ベヘレンから日本代表MF森岡亮太を引き抜いたが、これは賭けでもあった。今冬には攻撃の中心だった27歳のソフィアン・ハニをスパルタク・モスクワに売却していたからだ。森岡がハニの穴を埋められるのかは注目ポイントだったが、すでに森岡はサポーターの信頼を掴みつつあるようだ。
ベルギー『Voetbalnieuws』は「森岡の印象的なパフォーマンスでハニは完全に忘れられている」と伝え、ここ最近の森岡のパフォーマンスを絶賛している。森岡は移籍当初こそ批判され、現在もゲームから消えてしまう時間帯があるとも指摘されている。しかし、森岡はアンデルレヒトで3得点3アシストをマークし、2度PKも獲得するなど得点にしっかり絡んでいる。
ハニは今季アンデルレヒトで23試合に出場して8得点だったが、森岡はワースラント・ベヘレンの時を合わせれば今季の得点数は10だ。数字では森岡が上回っている。同メディアのアンケートでもハニより森岡の方が良いと答えた人が56%と半数を超えており、森岡はアンデルレヒトの中心メンバーとして認められてきている。
2位でシーズンを終えたアンデルレヒトはここから優勝決定プレーオフに臨むことになり、森岡にはここで活躍してハニの存在を完全に忘れさせることが期待される。森岡のベルギー挑戦は大成功と言えそうだ。