リヴァプールは全てにおいてマンUより上! 来季マンCは”赤い悪魔”の逆襲を警戒すべし
来季はリヴァプールにタイトル獲得のチャンス photo/Getty Images
マンCを崩すのはリヴァプールかも
今季のプレミアリーグ開幕前には、マンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドが優勝争いを繰り広げるとの予想が大半だった。今季は首位マンCが独走する形となっているが、序盤は予想通り両チームが快調なスタートを切って1位と2位を独占した。
しかし、来季ここに割って入るだけのパフォーマンスを見せているのが3位リヴァプールだ。ユルゲン・クロップ率いるチームは安定感も増してきており、英『METRO』は「マンCが来季注意すべきはマンUではなくリヴァプールだ」と主張している。
同メディアは今回ポジション別にリヴァプールとマンUを比較しているが、あらゆるエリアにおいてリヴァプールが上回っていると分析している。
まず最終ラインだが、今のリヴァプールからは守備が不安定との印象が消えている。これはフィルジル・ファン・ダイクが加入しただけでなく、チーム全体として安定感を増してきているのだ。逆に最近はマンUの方が不用意な失点を積み重ねており、サイドバックのアントニオ・バレンシアとアシュリー・ヤングもベテランの領域に入った。エリック・バイリーも怪我が多い。選手層で見てもマンUの最終ラインは決して盤石ではない。GKダビド・デ・ヘアがいなければ失点はもっと増えているはずだ。
中盤も開幕当初はマンUの方が豪華に思われたが、後半戦に入ってポール・ポグバとジョゼ・モウリーニョの問題が取り上げられる機会が増えた。スコット・マクトミネイが成長しているのは大きいが、マンUの中盤には創造性が欠けている。
一方でリヴァプールは昨夏獲得したアレックス・オックスレイド・チェンバレンもインサイドハーフで機能し始めており、エムレ・チャンが退団してもライプツィヒからナビ・ケイタが合流する予定となっているため大きな問題にはならないだろう。創造性、エネルギーなど、あらゆる点でマンUを上回っていると同メディアは見ている。
最後に前線だ。これは説明不要だろう。得点数だけを見ても明らかだが、リヴァプールはマンCに次ぐ攻撃力を誇るチームだ。リヴァプールの3トップとマンUの前線では破壊力と機能性に大きな違いがある。チャンスメイクの数でもリヴァプールはマンCより2つ少ないだけの382という数字を叩き出しているのに対し、マンUはトップ6の中では唯一300回を切って296回だ。攻撃力は比較にならないだろう。
そう考えると、来季はリヴァプールが危険な存在になることは間違いない。マンチェスター勢がプレミアを支配するかと思われたが、来季はリヴァプールがタイトルを奪う可能性も考えられそうだ。