バルサは1億ユーロ超えの2人をどうする? 指揮官が抱える超贅沢な悩み

復帰したデンベレ photo/Getty Images

ベストイレブンが分かりにくい状況に

現在バルセロナを指揮するエルネスト・バルベルデには頭の痛い贅沢な悩みがある。昨夏ドルトムントから獲得したFWウスマン・デンベレ、今冬にリヴァプールから引き抜いたMFフィリペ・コウチーニョをどうチームに組み込むかだ。特に悩ましいのが前者だ。

コウチーニョの場合は現在使用している[4-4-2]のシステムでもワイドな位置で起用することができ、スペイン国王杯準決勝のバレンシア戦ではルイス・スアレスのクロスに右サイドから飛び込んで移籍後初得点を記録している。これから連携面を磨いていけばさらにフィットしてくるだろう。

一方のデンベレは[4-4-2]のシステムに合わせるのは難しい。ネイマールの後釜として獲得されたデンベレは[4-3-3]の左ウイングで起用された時が最も輝きを放ちやすく、[4-4-2]とはまた役割が異なってくる。しかし2人とも獲得には巨額の資金を投じているだけに、ベンチに座らせ続ける案は存在しない。
スペイン『MARCA』はバルベルデ率いるバルセロナのベストイレブンを分析しているが、やはりシステムは今の[4-4-2]を維持すべきとの意見だ。しかもアンドレス・イニエスタ、イヴァン・ラキティッチの2人が好調なため、目立った代役がいないアンカーのセルヒオ・ブスケッツと合わせ不動の存在となっている。そこにパウリーニョも加わるとなれば、コウチーニョやデンベレがポジションを確保していくのは難しいように思えてくる。

同メディアは「デンベレの復帰は興味深い問題を生む」と伝えているが、バルベルデは彼らをどうコントロールしていくのか。普通のクラブでは考えにくい超贅沢な悩みを抱えている。

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