上手く成長すれば世界最高のセンターバックになるのではないか。先日バルセロナがパルメイラスから獲得したコロンビア代表DFジェリー・ミナに大きな期待がかかっている。
スペイン『MARCA』は「ミナの注目すべき5つのポイント」と題してミナの特性を紹介しているが、この通りの活躍ができればミナは恐ろしいセンターバックになる。まず1つ目に挙げられたのが193cmの高さだ。バルセロナにはジェラール・ピケがいるが、ピケ以外のDFには高さがない。ミナはセットプレイから得点を狙うことも可能で、高さを加えてくれることに期待がかかる。
2つ目は、その高さがありながら足下の技術にも優れていることだ。同メディアは非常に繊細なタッチを持っていると伝えており、バルセロナのDFに求められる組み立ての能力も高いと評価されている。高さがあって足下の技術もある。これだけでも十分に優れたDFだが、ミナの恐ろしさはこれだけではない。
3つ目はスピードだ。同メディアは単純なスピードだけでなく反応速度も非常に速いと分析しており、ブラジル国内の戦いでもほとんどのアタッカーにスピード勝負で負けることはなかったとの評価だ。バルセロナは最終ラインを高く設定するため、後方のスペースをケアできるだけのスピードと読みの鋭さが必要になる。ここもミナの特長に合っているとの評価だ。
そして反応速度が速いため、ファウルで相手を止めるケースが少ないことが4つ目に挙げられている。ミナがキャリアで受けたレッドカードはコロンビア国内でプレイしていた2013年のデポルティーボ・パスト戦での1枚のみとなっており、クリーンなセンターバックと評価されている。
最後の5つ目は、若さだ。23歳の年齢を考えると、ミナはバルセロナでまだまだ伸びるだろう。伸びしろがあることも魅力的で、数年後に世界トップクラスのセンターバックになることが期待されている。高さ、スピード、繊細な技術、クリーンなプレイと、この特長をバルセロナで伸ばすことができればミナは恐ろしいDFとなるだろう。これは2018ロシアワールドカップでコロンビア代表と同じグループHに入っている日本代表にとっても無関係の話ではなく、ミナは次期世界最高のセンターバック候補として大きな注目を集めている。