ここ6試合で1得点の急ブレーキ 伊紙「インテルの攻撃は1本調子で読みやすい」

ラツィオとも引き分けてしまったインテル photo/Getty Images

得点ペースがストップ

前半戦を快調に飛ばしていたインテルが躓き始めた。12月最初のゲームでキエーヴォを5‐0と一蹴したところまでは素晴らしい出来だったのだが、ここから突然ゴールが決まらなくなってしまった。

続くユヴェントス戦はスコアレスドロー、コッパ・イタリアでは5回戦のポルデノーネ戦で延長戦まで戦って得点を奪えず、PK戦の末に勝利。4日後のウディネーゼ戦では1得点を挙げたが、3失点を許して敗北している。

悪い流れはまだ止まらない。23日にはサッスオーロに0-1で敗れ、4日後のコッパ・イタリア準々決勝ミラン戦も0-1で落としてしまった。そして30日にはラツィオとスコアレスドローに終わり、カップ戦も含めここ6試合で1点しか奪えていない。
この状況に伊『Gazzetta dello Sport』は、インテルの攻撃にバリエーションがないと指摘している。インテルは両サイドのイヴァン・ペリシッチ、アントニオ・カンドレーヴァを中心にシンプルな攻撃を繰り返しており、サイドからクロスを上げるケースが非常に多い。中で合わせるマウロ・イカルディがそれを決め続けていたが、同メディアは攻撃が1本調子で幅が無いと厳しく指摘している。

それゆえ相手に読まれやすく、攻撃パターンを理解されると行き詰ってしまうのではないかとの見方だ。後半戦に入れば、ルチアーノ・スパレッティ率いるチームの攻撃パターンも当然研究されてくる。現状を打破するためにも攻撃面をもう1度見つめ直す必要があるだろう。

ここ最近の苦戦ぶりで首位ナポリとは勝ち点差が7も開いてしまい、ここで踏ん張れなければスクデット争いから脱落だ。5日にはフィオレンティーナ戦が控えているが、インテルは流れを取り戻せるか。

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