原口も内田もベルリンを去ってしまう? 地元紙も注目するW杯目指す日本人選手2人の去就

ヘルタ・ベルリンの原口 photo/Getty Images

出場機会確保に苦戦

今夏に内田篤人がブンデスリーガ2部のウニオン・ベルリンに加入した際、同じベルリンに本拠地を置くヘルタ・ベルリンに所属する日本代表FW原口元気は日本人仲間ができると歓迎のコメントを残していた。プレイするカテゴリーは違うものの、海外でプレイする中で気軽にコミュニケーションが取れる日本人選手が近くにいるのは心強いだろう。しかし、2人は思うような結果を残すことができなかった。

内田は監督を務めていた恩師イェンス・ケラーが解任され、出場機会を求めてJリーグに復帰する案が浮上している。仮に2018ロシアワールドカップ出場を目指すのであれば、とにかく出場機会を確保してヴァイッド・ハリルホジッチ監督にアピールするしかない。原口も今夏にプレミアリーグ移籍の可能性を模索してクラブとの契約延長を拒否したことが問題となり、現在はほとんど出場機会がない。今冬にクラブを離れる可能性は極めて高い。

この現状を地元紙『Berliner Kurier』も取り上げており、2人の日本人が揃ってベルリンを離れる可能性が高まっていることを伝えている。原口もアジア最終予選を通して代表で定位置を守ってきたため、まさかワールドカップ本番に招集されないなどという事態は避けたいだろう。何としてもプレイタイムを得て試合勘を取り戻していかなければならない。
同メディアは「内田も原口もロシアワールドカップを夢見ており、そこへ行くには定期的にプレイしていなければならない。サヨナラの可能性がある」と伝えており、ベルリンから日本人選手がいなくなる可能性が高まっている。

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