カゼミロの代役はコバチッチ 全く別タイプのテクニシャンをスペイン紙絶賛

レアルのコバチッチ photo/Getty Images

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M・ジョレンテはピンチ

ジネディーヌ・ジダン率いるレアル・マドリードの数少ない問題点の1つが、アンカーを務めるカゼミロの代役がいないことだった。中盤でボール奪取のできるカゼミロはチームの中盤に欠かせず、同選手が負傷離脱した際は苦しい時期を過ごしたこともあった。

そんな中で生まれた1つのオプションが、マテオ・コバチッチをアンカーで起用する案だ。コバチッチはカゼミロとはタイプの異なる選手だが、先日のバルセロナとのスーペル・コパ2ndレグではカゼミロの代わりにスタメンでプレイ。中盤の底でカゼミロとは違う特徴を出しながらチームの勝利に大きく貢献した。

この活躍にスペイン『as』、『MARCA』はコバチッチのアンカーも上手く機能したと伝えており、カゼミロの代役に1つの案が生まれることとなった。コバチッチはインサイドハーフでもプレイできる選手だが、カゼミロに何かあった時や休ませたい時にはアンカーを任せるのも面白いだろう。
一方で、両メディアは今夏レンタル先のアラベスから復帰したU-21スペイン代表MFマルコス・ジョレンテの出場機会が減ることになると伝えており、当初カゼミロの代役と思われたジョレンテの立場が揺らいでいる。コバチッチがアンカーを担当するようになれば、出番が減るのは確実だ。

ジダンはこれまで巧みにチームをローテーションさせてきたが、今後もコバチッチをアンカーで起用していくつもりなのか。スーペル・コパ、しかもクラシコという重要な試合でカゼミロの代役案を見つけられたことは大きな収穫になったと言えるだろう。

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