マンチェスター・ユナイテッドのサポーターがどうしても理解できないことといえば、指揮官ジョゼ・モウリーニョがMFマルアン・フェライニを非常に高く評価していることだろう。フェライニは序盤戦からポール・ポグバとコンビを組み、スタメンを外れた場合でも途中出場などから試合に絡んでいた。
しかし、決してパフォーマンスが良かったわけではない。12月4日のエヴァートン戦では、1-0でリードしている後半40分から守備固め要員として出場したが、その3分後にペナルティエリア内で相手選手を倒してPKを献上。結果的に勝ち点3を失うことになり、次節のトッテナム戦の後半ロスタイムに出場した際にはマンUサポーターからブーイングが飛ぶ事態となった。
それでもモウリーニョはフェライニを信頼し続け、10日のリーグカップのハル・シティ戦ではフェライニも期待に応えて1得点を記録。得点後にはモウリーニョと抱き合う姿まであった。そしてその3日後、マンUはフェライニと1年間契約を延長したことを発表した。
英『Daily Mail』もフェライニがなぜこれほど信用されているのかと伝えており、同じ中盤でもモルガン・シュナイデルランやバスティアン・シュバインシュタイガーに全くチャンスが与えられなかったことに驚いている。シュナイデルランは先日エヴァートンへの移籍が発表され、シュバインシュタイガーもモウリーニョの構想には入っていない。
サポーターはなぜモウリーニョがそこまでフェライニを信頼するのかと疑問に思っている者も多いはずだが、これもモウリーニョ流のマジックなのだろうか。