今季限りでの退団が濃厚となっているチェルシーDFジョン・テリーの穴を誰が埋めるのか。他クラブからワールドクラスのDFを獲得しない場合は、近年実力を伸ばしているクルト・ズマが務めることになるだろう。ズマは高齢化が叫ばれるチェルシーのディフェンスラインの中でも21歳と若く、将来クラブを背負うDFになると期待されている。
しかし、テリーは自身の後釜がズマだとは考えていない。英『METRO』によると、テリーはチェルシーの18歳ジェイク・クラーク・ソルターに将来を託したいと考えており、自身 の後を継いでほしいとトップチームへの昇格を希望している。
「ジェイクは素晴らしい選手だ。数年前に彼が出場していたゲームを見たのを今でも思い出すよ。彼はゲームをコントロールしていたんだ。優れた選手だし、トップチームに定着して僕のポジションを引き継いでほしいね」
クラーク・ソルターは2日に行われたアストン・ヴィラ戦に途中出場を果たし、念願のトップチームデビューを飾った。まだ18歳と若いことに加え、現在チェルシーの下部組織はUEFAユースリーグを制するなど逸材が揃っており、クラーク・ソルターの世代にも期待が持てる。
まだシーズンを通してスタメンを張るには経験が足りないが、数年後には確実な戦力となるはずだ。ク ラーク・ソルターはテリーのようにクラブを象徴するDFとなれるだろうか。