バルサではスタイル、レアルでは選手 シャビ・アロンソの退任で鮮明になったスペイン2強の違い

退任が発表されたシャビ・アロンソ前監督 photo/Getty Images

就任から1年経たずに退任

ビッグクラブの指揮官の宿命なのかもしれないが、12日(現地時間)にレアル・マドリードが昨年夏に就任したばかりのシャビ・アロンソ前監督の退任を発表したのはあまりにも衝撃的だった。

クラブのOBであり、指導者に転身してからはレヴァークーゼンでブンデスリーガとDFBポカールを無敗で制する偉業を達成したシャビ・アロンソ前監督は、間違いなく欧州でもトップクラスの指導者だろう。

しかし、ドイツで旋風を巻き起こした流動性とハードワークをベースにしたスタイルは現有戦力との相性が悪く、さらにそれを落とし込むための時間も十分に用意されていなかった。

今回の退任劇は、奇しくもレアルとその宿敵であるバルセロナの違いを浮き彫りにしたとの意見もある。現役時代はアーセナルなどで活躍し、バルセロナにも在籍したことがあるティエリ・アンリ氏もそう考える人物の一人であり、アメリカメディア『CBS』の取材に応じた同氏は以下のように語っている。

「バルセロナでは選手は単純に選手として扱われるし、指導者も養成される。彼らには彼らのスタイルがあり、それはクラブの内部で尊重されなければならないものとして捉えられている」

「レアルのルーツは別物だ。あそこでは選手が90%で監督が10%。監督は選手に自らの命運を託さなければならない」

シャビ・アロンソ前監督の後任としてアルバロ・アルベロア氏の就任が既に発表されているが、キリアン・ムバッペやヴィニシウス・ジュニオールらを上手くマネジメントできるかが最重要課題となりそうだ。

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