W杯本番1年前のゴールドカップでメキシコに敗れて準優勝…… アメリカ代表に残る不安

アメリカ代表はメキシコに敗れて準優勝 photo/Getty Images

2026W杯へポジティブな大会としたかったが……

7日にゴールドカップ決勝でメキシコ代表と対戦したアメリカ代表は、激闘の末1-2で敗れてしまった。クリスティアン・プリシッチら一部主力を欠いた中で決勝まで進んだのは収穫と言えるが、やはりライバルのメキシコに敗れての準優勝はショックが大きい。

アメリカは40%しかボールを保持できず、シュート数も6本に留まった。米『ESPN』はマウリシオ・ポチェッティーノ率いるアメリカがビルドアップに苦労していたと伝え、不用意なボールロストが多すぎると問題視している。

一方のメキシコは16本ものシュートを放っており、アメリカにとっては厳しいゲームだった。1年後に迫る2026ワールドカップ北中米大会へ自信をつけておきたいところだったが、このメキシコ戦から自信を得るのは難しいだろう。

先発したMFタイラー・アダムズは「ドレッシングルームでは、この決勝に進出したことが最も印象的なことなんだとチームメイトに伝えた。チーム全員にとって学びの多い経験になったと思う。メキシコと対戦するのは初めてという選手もいたけど、僕たちは戦い抜いた。最もポジティブなことは戦い抜いたということなんだ。選手一人一人の努力に納得している」と前向きだが、アメリカのサポーターや手厳しいメディアを納得させる結果ではないだろう。

同メディアは大会を通してのDFクリス・リチャーズ、MFルカ・デ・ラ・トーレ、マリック・ティルマン、ディエゴ・ルナらの活躍には満足していて、今後の代表マッチでも招集されていくはずと見ている。主力を欠いた中でのゴールドカップでは新戦力の発掘が1つのテーマだったが、この経験を2026ワールドカップへ繋げられるだろうか。

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