「涙の決勝弾」 “動けぬ英雄”が39歳で見せた奇跡の一撃が話題に サンタフェを栄冠に導く

サンタフェでプレイするロダジェガ Photo/Getty Images

ベテランが歓喜を生む

コロンビア・プリメーラAの決勝プレイオフで、信じがたいドラマが生まれた。インデペンディエンテ・サンタフェに所属する39歳のベテランFWウーゴ・ロダジェガが、負傷で満足に動けない状態にもかかわらず、決勝ゴールを決めてチームにタイトルをもたらしたのだ。

試合終盤の79分、ロダジェガは明らかに足を痛め、ピッチ上で涙を流していた。足を引きずるようにしてピッチに残り続けたその瞬間、奇跡が起きた。

サンタフェのゴールキックから試合が再開されると、ボールはロダジェガを経由して右サイドのエドワード・ロペスへと渡った。ロペスはそのまま右サイドを突破してクロスを供給。ボールは再びロダジェガの前に転がり、思うように身体が動かない中でも彼は冷静に押し込みゴールネットを揺らした。歓喜の中で涙をぬぐうロダジェガの姿が中継映像に映し出された。

サンタフェにとってはクラブの歴史を彩るゴールとなり、スタジアムは熱狂の渦に包まれた。この映像にSNSでも感動が広がり、「この瞬間を永遠にタトゥーにしたい」「ここ10年で最もエピックな映像」と称賛の声が相次いだ。

ロダジェガと言えば、かつてプレミアリーグのウィガンやフラムなどで活躍したことで知られる。プレミアを去ってから10年以上が経った今も、彼はピッチで歓喜の瞬間を生み出している。

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