ハーランドが蹴っていれば結果は変わっていた? ペップ監督がFA杯決勝でのPKキッカーの変更に言及「率先して行動する選手が好きだね」

PKを蹴るためボールを持つマルムシュ photo/Getty Images

マルムシュのシュートは防がれてしまった

24-25シーズンのFA杯決勝が行われ、1-0で鎌田大地が所属するクリスタル・パレスが勝利を飾った。エベレチ・エゼのゴールが決勝点となり、クラブ創設初のタイトルを獲得している。

一方の敗れたシティはこれで2季連続でのFA杯ファイナルでの黒星となった。昨季はマンチェスター・ユナイテッドとのダービーに敗れており、今季もタイトルに手が届かなかった。

ゲームは一方的にシティがゲームを支配する展開となった。試合終了時でのボール支配率はシティが79%を記録しており、シュート数はクリスタル・パレスの約3倍となる23本を放っている。しかし、パレスの守護神GKディーン・ヘンダーソンの守るゴールを破ることはできなかった。

それでもチャンスはあり、ベルナルド・シウバが倒されPKを得たシーンがまさにそうだろう。しかし、キッカーであるオマル・マルムシュのシュートはヘンダーソンにセーブされ、同点に追い付くことはできなかった。

シティのPKキッカーは今季アーリング・ハーランドが務めており、このパレス戦でも当初はハーランドがボールを持ってPKの準備をしていた。しかし、ピッチ内での選手の話し合いの末、マルムシュにボールが渡っている。ハーランドはPKの名手であり、彼が蹴っていれば結果は変わったのかもしれない。

試合後シティの指揮官であるペップ監督は『BBC』にて、ハーランドからマルムシュへのキッカー交代について言及している。

「(キッカーの交代については)わからない。彼らとはまだ話していない。(キッカーは)彼らが決めるんだ。PKはいつもそうだ。率先して行動する選手が好きだね」

「FKやPKはその選手のその時のフィーリングを大事にしている。オマルがPKを蹴る準備ができていると、選手たちは気づいていた」

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