“FIFAランク164位”のモルドバより下…… レヴァンドフスキ擁するポーランドがEUROで大ピンチに陥っていた

ポーランドは予選ですでに3敗 photo/Getty Images

ベテラン黄金世代に限界は近いのか

ポーランド黄金世代も厳しくなってきたのだろうか。FWロベルト・レヴァンドフスキ擁するポーランドがEURO2024予選で大苦戦している。

今月は7日のフェロー諸島戦にこそ勝利したが、10日のアルバニア戦はあっさりと0-2で敗北。ポーランドはグループEで2勝3敗の勝ち点6となっており、順位は5チーム中4位だ。

このグループEはそれほど難しい組み合わせではない。顔ぶれはポーランド、チェコ、アルバニア、フェロー諸島、モルドバの5チームだ。FIFAランキングだけを見ると、昨年のワールドカップ・カタール大会でベスト16に入ったポーランドがトップで26位。
それに続くのはチェコで37位、アルバニアが65位、フェロー諸島が129位、モルドバに至っては164位である。そのモルドバにポーランドは6月の直接対決で2-3と敗れており、現在はモルドバが勝ち点8でポーランドを上回っている状況だ。

敗れた今月10日のアルバニア戦でもエースのレヴァンドフスキ、昨季ナポリでスクデットを獲得したMFピエトロ・ジエリンスキ、ユヴェントスのGKヴォイチェフ・シュチェスニーら経験豊富な主力が先発していたが、枠内シュート2本での完封負けだ。

レヴァンドフスキも35歳を迎え、中盤で先発していたグジェゴシュ・クリホビアクとGKシュチェスニーは33歳、途中出場したMFカミル・グロシツキは35歳と、ややベテランが目立つ構成ではある。

アーセナルでプレイする23歳のDFヤクブ・キヴィオルなど若い力も出てきているのだが、やはりレヴァンドフスキら黄金世代と呼べるベテランの存在が大きすぎる。

FIFAランクトップのチームがグループで4位に沈むのも珍しい光景だが、ポーランドは巻き返せるのか。世代交代を含め、難しい時期を迎えているのは間違いない。

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