スコットランドリーグはトレンドを追えているか 中村俊輔とCLベスト16を経験した男が語るリーグのスタイル

セルティックでプレイしたヤロシク(左) photo/Getty Images

キックアンドラッシュは今も主流か

スコットランド国内リーグのレベルをどう評価するのか。参戦する日本人選手が増えたこともあり、最近は日本でもスコットランド国内リーグへの関心が強まっている。

昨季はセルティックが国内3冠を達成したが、力関係が極端なリーグなのは確かだ。セルティック、そのライバルであるレンジャーズを除くと、他のチームはほとんど優勝争いに絡めない。上位陣と中堅組には実力差がある。

かつてセルティックでプレイし、元日本代表MF中村俊輔とともに2006-07シーズンのチャンピオンズリーグ・ベスト16入りにも貢献した元チェコ代表のイジー・ヤロシクはスコットランド国内リーグのプレイスタイルに疑問を抱いている。
「スコットランドのリーグを30年前のイングランドリーグと比較したい。スコットランドは今でもキックアンドラッシュのスタイルを用いているからね。試合には常に素晴らしい雰囲気があったし、私が在籍した時にはリーグを制し、CLでもマンチェスター・ユナイテッドを撃破した。でも正直、スコットランドのサッカーはまったく好きではなかったよ」(『Glasgow Times」より)。

セルティックは別としても、リーグ全体としてはキックアンドラッシュの傾向が強いだろうか。世界のトレンドとは少し異なるところもあるはずで、これも評価が難しいポイントかもしれない。

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