11年前はレアルにいた 苦労人ストライカー・ホセルが“32歳”で掴んだスペイン代表デビュー

ノルウェー戦で2ゴールを決めたホセル photo/Getty Images

ノルウェー戦で圧巻2発のスタート

U-21スペイン代表の一員としてプレイしていた2009年より約14年。長い時を経て、ついにA代表への扉を開いたのがFWホセルだ。

エスパニョールのエースとして活躍するホセルは、25日に行われたEURO2024予選・ノルウェー戦に81分から出場。32歳にしてA代表デビューを果たすことになった。

ホセルはレアル・マドリードのアカデミーに在籍していた期間もあり、カリム・ベンゼマに代わってトップチームでプレイしたこともある。しかし銀河系軍団でポジション確保とはならず、レアルを離れてからはドイツのホッフェンハイム、フランクフルト、ハノーファー、イングランドのストーク・シティ、ニューカッスルなど多くのクラブでプレイしてきた。
この間リーグ戦で二桁得点を記録したシーズンは一度もない。ホセルの才能が花開いたのは、スペインのアラベスに移籍した2019-20シーズンからだ。アラベスでは3シーズン連続でリーグ戦二桁得点を記録し、今季からはエスパニョールへ移籍。そこでも12ゴールを奪う活躍ぶりだ。A代表召集も当然と言える。

やっとのことで掴んだ代表デビュー。ノルウェー戦で与えられた時間は10分だったが、パフォーマンスは最高だった。

84分にはファビアン・ルイスのクロスから得意のヘッドで合わせて得点を挙げると、85分にも得点を記録。いきなり2ゴールのデビューだ。

センターフォワードにはアルバロ・モラタもいるが、スペイン代表の最前線は層が厚くない。ホセルにもスタメン確保のチャンスはあるはずで、EURO2024本大会へ幸先の良いアピールだ。

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